MogHouse

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備忘録と忘備録どっちが正しいんだっけ

快適なVR環境を整える

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Viveを使い始めて約3か月。VRライフを満喫しているものの、若干の不満点も出てきた。
より快適なVR環境を求めて若干の改造を施したので紹介する。

LeapMotion対応

公式サイトでマウントが売っているが、結構良い値段がする。
「そんなもの買わなくてもマジックテープで代用出来るんじゃね?」と思ったので試してみた。

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少々分かりにくいが、LeapMotionの裏面とViveにそれぞれ張り付けてある。
結論から言えば全く問題なかった。プレイ中に外れることも無いし、使わない時の着脱も簡単。

ただ、長時間使用しているとLeapMotionが熱くなり、外すときにLeapMotion側のマジックテープが剝がれてしまうことはあった。
LeapMotionの裏面はゴムが貼ってあるので、粘着テープがくっつきにくい。
後で気づいたのだが、このゴムも粘着テープで貼ってあるだけなので剥がしてしまえば良い。

ちなみに使用したマジックテープは以下の商品。
別にどれを買っても大差無いと思うが、ベストセラーのものはレビューに粘着力が弱いと書かれていたのでこちらにした。

ユタカメイク マジックテープ ブラック 25mm×15cm G-36

ユタカメイク マジックテープ ブラック 25mm×15cm G-36

フェイスクッション交換

長時間VRをプレイしていると汗をかくので、フェイスクッションが吸ってしまうのが気になる。
暫く置いてから再度装着すると、フェイスクッションが若干しっとりしていて嫌な感じだ。
海外では専用のレザーカバーが売っていたりするが、それなりに値段が張る。
そこでスマホ用のHMDからクッションを移植する方法を考えてみた。

クッションの移植については先駆者がいるようなので、そちらの記事を参考にした。

indiegame-japan.com

HMDは記事に書かれている「VR SHINECON」という機種を購入したが、試してみたところどうやら眼鏡をしていると干渉してしまうようだ。
半分にカットしてサイズ調整してみたりもしたが、なんだかイマイチだったので諦めることにした。
記事を見て真似しようと思った眼鏡ユーザーは要注意だ。

失敗を踏まえて吟味した結果、最終的に選んだHMDはこちら。

「VR SHINECON」の後継機種らしい。眼鏡対応と明記されている。
Viveのクッションもそうだが、大抵のクッションは鼻が当たる部分は空洞になっている。
だがこちらのクッションは繋がっている。上手くいけば鼻の隙間から入る光を遮断できるかもしれないと考えた。
また、Viveと同じくマジックテープで固定されているので、上の記事のように自分で貼ったりしなくて済むのが楽で良い感じ。

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張り替えてみるとこんな感じ。
枠に合わせて貼ると眼鏡に若干干渉するので、半分位枠からはみ出るように調整して貼ったらスムーズに被れるようになった。
期待していた光の遮断効果もしっかり出ており、ほぼ完全に遮断出来る。

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眼鏡を入れてみるとこんな感じ。
僕の眼鏡は横幅が138mmだが、特に引っ掛かる事なく着脱出来ている。
極端に大きい眼鏡でなければ、貼り方を工夫すれば大体入るのではないだろうか。

装着感はViveのクッションに比べると大分固め。
最初は戸惑うが、使っているうちに多少柔らかくなるし、慣れて気にならなくなる。
クッションが薄くなったのでレンズとの距離が近くなり、視野角も若干広くなるのが嬉しい。

ただ、合皮なのでViveのクッションに比べると蒸れやすく結構汗をかく。
使用後はウェットティッシュで手入れする事を心掛けている。

ヘッドバンド交換

長時間VRプレイをしていて気になってくるのがHMDの重さだ。
前面に重心が偏っているので、頬骨の下辺りが圧迫されて痛くなってくる。
また、下を向いたり頭を振ったときにHMDが重みでズレるのも良くない。

こちらのブログで紹介されていた「溶接用ヘッドバンド」が気になったので試してみた。

HTC Vive購入!簡易改造、使用雑感、Oculus Rift CV1との比較などゲーム三昧

(STRAIGHT/ストレート) ヘッドバンドセット (17-9922自動遮光溶接面用) 17-99223

(STRAIGHT/ストレート) ヘッドバンドセット (17-9922自動遮光溶接面用) 17-99223

記事に書かれていた通りにバンドを固定し、装着してみる。
確かに締め付け具合の調整は簡単に出来るし、締め付けが強くなった分ズレにくくなったのだが・・・装着感があんまり良くない。

バンドの前面部がViveの上に乗っかる形になる為、バンドが斜めに固定される。
その為後頭部の下の方から締め付ける形になるのだが、そうするとHMDの下部分だけが圧迫され、上部分が若干浮く。
結局頬骨の下辺りが痛くなる問題が解決されない。

暫く悩んだ後、思い切ってバンドを改造してみることにした。

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完成品がこちら。バンドの前面部を取っ払って、側面部で固定している。
Viveのバンドは取り外した。わざわざ二つもバンドを付ける必要は無いと思ったので。
頭頂部はベルトのように調節出来るので、間にケーブルを通した。

これなら変な角度で圧迫される事が無いため、しっかりと固定することが出来る。
長時間プレイしても頬骨の下が痛くなる事は無い。

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バンドの前面部に貼ってあったウレタンを剥がし、カットして後頭部が当たる部分に貼ってみた。
締め付けすぎると後頭部が痛くなることがあったが、これならば痛くない。
装着感もグッと良くなった。

ヘッドマネキン

ヘッドバンドの写真にも写っているが、普段Viveを保管するのにヘッドマネキンを利用している。
これはダイソーで600円で購入したもの。
発泡スチロール製なので、既に傷だらけになってしまっているが・・・
なんだか歴戦の戦士みたいでちょっと格好良い。

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どこかに吊り下げておく方法も考えたが、Viveのバンドが伸びてしまうのが嫌でこちらにした。
結局溶接バンドに交換したのであまり意味はなかったが。
PSVR用のスタンドとかアクリル製でおしゃれなのだけど、とんでもなく高いので手が出せない。

(PSVR用) クリアVRスタンド

(PSVR用) クリアVRスタンド

ダイソーのヘッドマネキンなら10分の1の価格で済むので非常に経済的だ。
頭のサイズが人よりも少し小さめなので、しっかり固定するには多少締め付ける必要があるが、溶接バンドに切り替えてからはダイヤルを調節するだけなのでラクチンだ。

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マネキンの底は空洞になっているので、そこにリストウェイトを入れている。
これは同じくダイソーで買ったもので重さは750gだったか。 パッケージはこんな感じ。

matome.naver.jp

丸めて入れると丁度良いサイズで振っても落ちない。
なので特に固定とかはしていない。
これでViveを乗せても倒れる心配は無い。

まとめ
  • マジックテープ 193円
  • HMD 999円(セール価格)
  • 溶接バンド 1080円(送料含)
  • ヘッドマネキン 648円
  • リストウェイト 108円

約3000円でそこそこ快適な環境が整った。 LeapMotionの純正マウントやVRカバーが送料込みでそれぞれ3000円ぐらいなので、それを考えると随分安く済んだのでは。

ちなみに失敗した最初のHMDはVIVE購入時のポイントで買ったので、金銭的な損失は無い。
とは言え2000ポイントぐらい無駄になっちゃったけど。他に欲しいもの無かったからまぁいいか。